ストレスマネジメントとは

ストレスマネジメントは15年ぐらい前から、少しずつ世間に現れ始めた言葉で、ストレスをマネジメントしようとするものです。

マネジメントと言えば、経済の話のようにも聞こえます。ここではお金の話ではなく、ストレスとの付き合い等について書かれているとお考えください。

ストレスマネジメントとは

改めてストレスマネジメントなどという言葉が用いられるのでしょう。何か体系化された方法でもあるということなのでしょうか。

それとも、専門的な方法ということなのでしょうか。ストレスマネジメントの沿革については、また別に触れるとしても、学校の授業にストレスマネジメントが取り入れられていることもあります。(→ストレスの歴史を辿るとして簡単に歴史的なことをまとめてみました。)

千葉県のアンケート調査

調査結果

例えば、このグラフは、平成23年度に、千葉県健康福祉部健康づくり支援課にによって行われた、「生活習慣に関するアンケート結果の概要」にまとめられた内容の中で、ストレスの有無について質問する回答結果の一部を、グラフ化したものです。該当ページに、調査の全容がまとめられています。

このアンケート調査では、6000名に協力を求め、有効回収数は2694人だったと記されています。つまり、千葉県民2694人に、ここ一月のストレスの有無を尋ねたところ、上記グラフのような結果が示されたことになります。

「たくさんあった」、「多少あった」を合計すると、66.4%の人が、ストレスが多少なりともあったと回答していることになります。

ストレスマネジメントでは、このような調査結果をもとに、支援策を模索していく方法も必要とされていきます。

我々は自然とストレスマネジメントを実践している

さて、ストレスマネジメントとは自然と我々もすでに実践している事でもあります。例えば、買い物、入浴、音楽鑑賞、スポーツ、外食などは、ストレス対処に関係してくる、我々に馴染みのある行動です。たまには体を動かした方がいいよ、などとよく言われますが、普段デスクワークばかりの人にとって、開放的に体を動かす時間は、ストレスマネジメントの視点からしても意味のあるものと言えるでしょう。

このように、我々は、知らず知らず自然とストレスマネジメントを実践しているのです。ストレスを感じた時どのようにしてるのですか?などと尋ねてみると思い思いの答えが返ってくることでしょう。

活用分野

ストレスマネジメントはどのような分野で、どのように用いられているのでしょうか。

  • 教育関係におけるストレスマネジメント

教育分野教育関係での実践があります。中学や高校、大学などにおいて、ストレスマネジメントは導入されています。授業に取り入れる場合から、研修のように行われる場合があります。

 

  • 産業・労働領域におけるストレスマネジメント

産業・労働

次に、一般企業等での職員を対象とした実践が挙げられます。

従事する職員のストレスを軽減することは重要な意味があり、過重労働の問題とも関連してくることと考えられます。

 

 

  • 一般の方の健康増進などを目的としたストレスマネジメント

啓蒙活動

ストレスマネジメントを一つの大きな活動と考えた場合、啓蒙的な活動も役に立ちます。これは、分かり易い所で言えば、学校の保健室が、毎月保健室便りなどを発行して生徒や家庭に配布しています。

そこには感染症に対する予防法や注意が書かれていたり、栄養のバランスに関することが記載されていたりします。このような保健室便りを読むことによって、保護者や生徒は、自分の健康に関係する知識を深めていく機会が得られます。

ストレスの場合も、近い発想が役に立つと考えられます。ストレスに関する記事を書いて配布したり、ストレスに関する勉強会や、ストレス対処の方法を学ぶワークショップの規格などもこの活動にあたるでしょう。

ストレスマネジメントを学ぶ

ストレス社会と言われ始めて長い年月が過ぎたように思いますが、このような社会の中で暮らしていく一つの術にストレスマネジメントの活用が挙げられてくるのだと思います。負担になるような学び方は一層ストレスが増えてしまいそうですが、知っておいて損はしない方法もあるのではないかと思います。

また、ストレスマネジメントはまとめきれるものではないと考えています。人間の生活が多様であるが故に、一つのパッケージで全てのストレスがどうにかなるはずはなく、あくまで一つの方法であるという点と、それぞれの個別性を大事にした形のストレスマネジメントが展開していくことを期待したいと思っています。

→ストレスマネジメントの「より良い進め方を模索するには、具体的方法の練習や実践が重要」もご参照下さい。

まとめ

ストレスマネジメントの方法について概観しました。一般的なストレスマネジメントの方法から、専門的な方法までを挙げてみました。

ストレスマネジメントは、企画する人によってその実施スタイルが異なっていると感じることがあります。対象者が一定ではないのですから、臨機応変的にスタイルを作れることは、より現場の実情にあった方法として発展していける可能性があるのではないでしょうか。

継続していく中で、新しい方法が見出されていくということもあると思います。ノウハウも大事ですが、一種の文化のように浸透していくものという性質もあるように思います。

→ストレスマネジメントの具体例として、「副院長からの要請」からはじまる物語もご参照ください。ある心理士の活動を物語仕立てにしています(フィクション)。