振り返りシートの実施

概ね、Aさんの実施したプログラムは、好評だったようです。想像した通り、それぞれの部署の都合を尊重できる方式であったことが受けたようです。この方式なら、またやってみたいとの声が挙がったほどだったそうです。Aさん自身が大変だったのではなかと思われがちですが、Aさんとしてもそれほど無茶なスケジュールの変更や組み方をする必要はありませんでした。

2時間ほどの勉強会になるとどうしても、都合をつけることが難しくなってきますが、15分単位などの場合には、回数は多くとも、比較的やりやすかったのです。どうしても都合があわない場合には、また今度というくらいにしていました。結果的に、その方が実りがあったようです。

振り返りシート

振り返りシートさて、この勉強会ですが、可能な限りで、勉強会の振り返りを実施し、その内容を記録してきました。副院長への報告もありまあすが、参加者がどのよう体験をしていたかという点をまとめることは重要であると感じていたのです。

非常に簡単なシートではありましたが、結果をまとめて、参加者にフィードバックまでをワンセットにしたのです。内容は下記の通りです。

振り返りシート

本日はお忙しいところ、よくご参加下さいました。

本日の内容を振り返る、下記の項目への回答をお願いしております。勉強会の終わりに回収致します。集計の結果は、個人が特定されない形にまとめ、後日フィードバック致します。

1.この一月の間、ストレスをどのくらい感じていました?下記の十段階の中で、最もあてはまる場所を〇で囲んでください。

あまり感じなかった 1・2・3・4・5・6・7・8・9・10 非常に強く感じた

2.ストレスが続くと、体はどのようになりますか?
肩が凝る   ・頭が痛くなる  ・皮膚が荒れる  ・血圧が上がる
・その他(            )

3.肩や首、肩甲骨、足などの中で、緊張していると感じる場所がありますか?
・ある→(部位をご記入ください          )
・ない  ・わからない

4.本日の勉強会を終えて、いまの体の感じはいかがですか?

5.現在のリラックス感はいかがですか?以下の3つの中から一つご回答ください。

1.大変リラックスしている 2.リラックスしている 3.変わりない

振り返りシートは以上です。

結果との集計と、フィードバック方法

上記のようなシートを数量的にまとめ、それを別紙にまとめ、後日配布するという方法を取りました。しかし、細かい文字ばかりのまとめ方では、読むのも一苦労かと思い、そこでもまた一つの工夫が必要であろうことを考えたのでした。

Aさんは、どのような形式でまとめたのでしょう。

◇ある心理士の取り組み

この物語風記事は数話に分けて書かれています。

第1話から読む→副院長からの要請