ワークショップ形式の講習会

ストレスマネジメントの講義を行う時、その実施形式について検討を重ねることも重要な事です。

いかに専門家側に蓄積された経験であっても、それを効果的に伝えることができなければ成果は得られません。

ワークショップ形式で効果的に実施するには

多くの場合、講義形式とワーク形式が取り入れられます。ワーク形式ではペアや集団で進行する場合も考えられます。参加する側としても、自分の求めている内容であるかをまず吟味する必要があります。

ワークショップの目的を明確にする

  • 対人援助職のためのストレスマネジメント講座

例えば、上記のようなタイトルの講座の場合、対象者は、看護師や医師、ケースワーカーなどの医療従事者や、福祉関係機関に従事する人達であることがわかります。そして、対人援助職者自身のストレスをテーマにした会であることが想像されます。

対人援助職の人で、自信自信のセルフケアに役立てたいという人には参加する意義があるでしょう。一方で、対人援助職として、ストレスマネジメントを自分の病院や施設で活用したいという人にとっては、目的が異なる会になりそうです。

  • 管理職のためのストレスマネジメント講座

さて、この場合は管理職自身が、セルフケアと学ぶことを目的にしているとは考えにくいものです。管理職として、組織のストレス対策などに生かすことを目的とされた企画なのではないでしょうか。

このように、参加するワークショップを間違えてしまうと、無駄にはならないと思いますが、目的からずれてしまうことがありますので、参加の際は案内をよく読むなどして申し込むようにしたいものです。

実際のワークショップの様子

ワークショップにもスタイルがあり、パワーポイントを用いた講義中のワークショップもあれば、実技中心の場合もあります。下記に一つの例を示したいと思います。

下記に紹介するのは、参加した人が体験的にストレスマネジメントを学ぶことができるように工夫した内容です。このようなワークショップを経験することで、自分自身がストレスマネジメントを企画する場合に役立つことがあります。また、参加することで、リラックス感も得られるという点も特徴として挙げられるでしょう。

  • 1.ストレスに関する講義

まず、前半に、ストレスに関する講義を行います。やはりパワーポイントを用いると分かり易いと思います。図や写真をふんだんに使用します。逆に、一切PowerPointを用いないという方法もあります。精錬させれば非常に濃密で効果的な時間となることがあります。

講義はレクチャー形式で行うものと、参加者と双方向に行うものとが考えられます。

  • 2.実技

実技後半は実技に入ります。漸進的筋弛緩法を主な方法として計画しています。実技の手順については暗記できてしまう程に何度か繰り返すくらいを考えています。メモを取って覚えるようなものでもありませんので、この時間で覚えてしまえるような構成になっています。ライブ方式でモデルを示すなど必要となるでしょう。

  • 3.まとめ

1日のワークショップを振り返りまとめます。参加者がどのような体験をしたか、感想を聞いてみる時間があっても良いでしょう。また、振り返りシートのようなものを活用するのも一つでしょう。