人生における重要な出来事をライフイベントと呼ぶ

何かのライフイベントが幾つも重なったあとに、ストレスに関連する心身の不調に移行することがあるようだという話が、多くの書籍に書かれています。1967年の、ホームズとレイの研究が有名です。

ライフイベントとは

ライフイベントライフイベントとは、例えば昇進・結婚・病気・引っ越し・誰かの死など人生の中で生じる大きな出来事を示す言葉です。

確かに、引っ越しと病気が重なったら、それだけでも気分が滅入ることに繋がりそうな感じはします。実際、そういうこともあると思います。

ホームズとレイはストレス度を点数化しランキングにした

ホームズとレイの研究では、これらのライフイベントに負担の強さの観点から、点数化しています。

配偶者の死などは、想像通り、非常に高い点数がつけられています。

その他、休暇や結婚などの前向きととれるライフイベントにも、割と大きな得点がつけられていることが特徴です。

いずれにしても、日常ではないような事が起きるため、変化に対する適応にエネルギーを要するのではないでしょうか。

予防しすぎも考えもの

予防的な観点から考えれば、あまり立て込まないようにスケジュールを組もうとか、大きなイベントのあとは良く休もうなどという発想が登場すると思います。

これも一理あることで、重要な視点であると思います。そしてこうした発想は、主に、身体医学の中で培われてきた考え方であり、また実際的な予防法でもあります。

その場合、ライフイベントとは危険な要素というニュアンスが強く出ることになるものでしょうか。例えば、風邪はマスクをかけるとか、うがいをするなどで予防しています。

つまり、風邪をひくということ自体を遠ざけているわけです。これで多くの風邪は予防され、コントロールされているわけです。

この身体医学の発想をそのまま人の心理的健康ということに応用することには、どこか盲点が出てくると感じます。予てより精神医学の中でもこの点については議論が起きていたと思います。

世の中にはなければいいと思うことは山ほどあるものですが、見方によっては、それには、実は意味があり、何かの過程であったというように言えることもあるのではないでしょうか。

このような際にその出来事が一体、その人の人生にとって何だったのだろうという視点を持ちつつその出来事を考えたりするわけです。心理士が何か独自の支援を考えるとしたら、このようなことが一つ挙げられはしないかと考えています。

別サイトになりますが、このような発想は、目的論と呼ばれます。カウンセリングでは目的論的発想が用いられることがあるもご参照下さい。