頭痛も出現するテクノストレス

報道番組など見ていると、パソコンや携帯電の1日の平均使用時間が話題になっていることがあります。

2時間程度という人もいれば、8時間以上という場合もあります。

中には、携帯がないと心配を覚える人もいるでしょう。うっかり自宅に携帯電話を忘れて出勤のバスに乗ってしまったら、途中でも引き返すかもしれません。時間があれば良いものですが、だいたい朝は忙しいものです。

テクノストレスの時代

会社に事情を話せば遅刻の理由として認めてもらえるものなのでしょうか。しかしその前に、公衆電話を見つけなくてはいけません。携帯電話は、置き忘れ防止のような観点からも商品開発がされているものなのでしょうか。今日も多くの人が携帯を探しているのではないでしょうか。

1日2時間程度と回答している人も実は、広い意味では、間接的にもう少し多くの時間パソコンや携帯と接しているのではないでしょうか。タッチパネルが世間に登場したのは5年程前のことでした。

今では、携帯電話をはじめ、自動販売機にもタッチパネルが使われています。気が付いたら使われていたという印象です。こうして徐々に、生活のあらゆる面にインターネットやコンピューターの存在を感じるようになってきました。

今となっては、インターネット登場以前の生活を忘れてしまったという人もいるのではないかとさえ思います。少し大げさでしょうか。わざわざアフターインターネットなどという言い方をする人さえ現れたのです。

IT革命

さて、こうした中で、近年、テクノストレスという言葉をよく聞くようになりました。

これは、パソコンや携帯電話などのいわゆるIT機器と呼ばれる物たちが、 我々の日常生活に浸透してきたことが背景にあるのだと思います。

振り返ってみればIT革命という言葉がよく使用された年は、2000年頃のことです。あれから約15年です。

携帯電話やパソコンがこれほどに身近になるとはかつて想像できなかった時代がありました。いまとなっては、公衆電話の数がどんどん減っていき、お金を入れても壊れている場合さえあります。関心も薄れて行っているのです。不便を感じている人も私は多いと思っています。

心身への負担

頭痛さて、多くは、技術の発見がなされたとき、この技術を使えばもっと暮らしが豊かになると喜ばれるものです。

パソコンや携帯電話についても、「でもこの技術は・・・目に負担がかかりそうだなぁ」という声も同時に挙がったのだと思います。ですが、目の疲れのことに力が入り始めるのには、ずいぶん時間が経ってからだった ように思います。

パソコンの連続使用はどのくらい可能なのでしょう。個人差はあるかもしれませんが、勤務時間が8時間だからといって、8時間もPCの前に座っていることはかなりの重労働になりそうでなりません。

頭痛や肩こりなども出現

大学の講義が一コマ90分ですが、90分は長すぎるという声が一部で上がっているとも聞きます。だとすると、60分くらいが適当でしょうか。パソコンに60分集中してみると、かなり体がかたくなっていることに気づきます。首やら肩に力が入っているのです。

あまりに仕事に夢中になっていたもので、体がかたまるのも忘れていたといった具合です。

もし、30分くらいのところで一度軽く体を動かしていたならここまでかたくなることは防げたのではないかとも思います。

ひどい場合は、頭痛が出ることもあるでしょう。また慢性的な肩凝りに悩まされる場合もあることでしょう。

技術の獲得と失ったもの

パソコンを導入して確かに、文書を作成するスピードが速くなり、事務処理は圧倒的にスムーズになってきているのですが、何か見落としてきてしまったのではないかとも感じます。

最近になって、パソコンのモニターから発せられるブルーライトを軽減するメガネやフィルタが人気を集めました。

一つ感じたのは、経済の原則として、早いとか、低コスト、利益などに繋がる
ことはすぐに物事が動く傾向があるわけで、ブルーライト対策はあまり重視されなかったわけです。

しかし、ブルーライトを軽減するメガネが売れるということは立派な経済効果を
生んでいるでしょう。需要があると感じた人がいたから生産されたのでしょう。

だとすれば、もっとテクノストレスのことをユーザー側が意識していたなら、 自然と経済界にその不安が伝わり、もっと早い時期にブルーライト対策が行われていてくれたのではないかとも思うのです。なんだか悔しい感じがしてきます。

不安を抱くことを時に世間は馬鹿げたことと言ってくれますが、不安が教えて くれることもたくさんあると考えています。不安とストレスは別物ですが、ストレスを意識することが、ストレス対策に繋がるのではないかとも言えるのではないでしょうか。